経絡と呼ばれるスジとツボの話

私たちは鍼灸やあん摩マッサージ指圧をするときに診断と治療に使うのが体に巡らせている経絡と呼ばれるスジや体表部のラインです。
経絡やツボは,皮膚や体内の深い部分を走っているといわれていますが解剖学的には確認されていません。

人体の中にある六蔵六腑と体表のツボをつなぐものが経脈と絡脈すなわち経絡です。
指圧などで使うのは実際は筋肉のネットワークを観ていると行ってもいいかもしれません。
経絡には正経12脈,奇経8脈あり合計20脈あるとされています。
奇経八脈から任脈と督脈,任脈だけ取り正経12と合わせて正経14経脈といっています。
実に毎日によく使われる経絡なのです。

この14経脈にはそれぞれ順を追った流れがあります。肺経→大腸経→胃経→心経→小腸経→小腸経→膀胱経→腎経→心包経→三焦経→肝経の順です。
それとカラダの前面中央流れる任脈と
カラダの背面を流れる督脈の2脈を入れて14経脈といっています。

これらは陽経と陰経に大別されます。

陽経には六臓に当たる大腸,胃経,小腸経,膀胱経,三焦経,胆経が。
陰経には六腑にあたる肺経,脾経,心経,心包経,肝経が含まれます。

もう一つの分類法があります。
それはそれぞれ6つある陰と陽を二つずつのカップリングにして陽経を三つ,陰経を三つに分けるものです。


それぞれカップリングは互いに影響し合っていると考えられています。
私の鍼灸あん摩指圧マッサージも三陰三陽の分類法で使うことが多いのです。
筋肉の拮抗関係を意識すると使いやすいのです。


ツボは一般に正穴と奇穴に分けられます。
正穴は分類方法によって多少異なりますが361穴,左右で722穴あって普通に用いられるものです。
でも正直,時代によっても,最近もですが経穴委員会というのがあり中国,日本,韓国でツボの位置がズレていたりしたので国際的に標準化しようという流れになりました。
また私達は古い文献を元に再構築して使っているのが経絡やツボだったりします。
これが古い文献によって位置が違っていたりするものです。
鍼灸の先生ではこの位置にあるツボと主治症と呼ばれるこんなのに効果があるよと学んだツボの性質みたいのを大事にする方もいます。

私はそこまで固執していません。
反応のある場所(ツボ)と内蔵体壁反射を重視しています。
また阿是穴と呼ばれている「押さえるととっても気持ちの良い場所」あるいは「痛みのある場所」を探していきます。
見つかると「あっそこだ!」だということになりそこから阿是穴と呼ばれるようになりました。